学校在学中に資格を取得するお勧めの理由について

教育の現場の方向性として、近頃、高等学校や大学では卒業後の事を考え、学校に在学中に資格や検定の取得を勧める傾向が見られます。就職率に改善が見られてはいるものの、うまく内定を取れる人とそうではない人との違いとして明らかであることから、就職活動前にちゃんと資格を有しておくことを薦めています。

資格試験などは民間の資格学校に行けば非常にコストがかさみますが、学校内で資格講座を行っているところも増えており、安い価格で取得する事が可能になっています。今、学生の興味を集めている資格の1位はTOEICです。日本人は英語に対して苦手意識が高いですが、グローバルにおいての仕事が増えている昨今、英語は避けて通れない重要な言語となりつつあるので、社会人になる前に受ける事は良い判断です。

日本の新卒社員の平均が450ほどですので、せっかく勉強をして受験するならば、それ以上を目指して高い目標を立てると良いでしょう。

また、TOEICと同じ英語の能力テストで英語検定があります。こちらは仕事で使うというよりも学生が自分の段階に応じて獲得していく事が多いです。最近は小学生から検定を受ける人もたくさんいます。こちらも習熟具合に応じて目標をあげていくと良いでしょう。

次に人気があるのは簿記検定です。簿記といえば、経理部門以外では必要なさそうなイメージですが、決してそのような事はなく営業職などでも持っていれば駆使でき、非常に武器になる資格です。簿記は3級から始めるのが基準です。学習期間は人にもよりますが1ヶ月から3ヶ月程度です。

3級の検定に合格すれば次は2級を目指していくのも良いでしょう。

時代に応じて役に立つ能力、必要とされる資格や検定はそれぞれです。パソコン関連の業務が必須であるという事で、近年はITパスポートに代表されるPC関連の検定が多数存在しており、それらの取得を目指す学生も増えています。資格や検定の取得によって、それで就職がすぐにできるということでもないですが、それを取得するために費やした時間や尽力した結果などを就職活動で自信を持ってアピール出来るものの一つにはなるのでぜひ頑張ってほしいです。