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赤ちゃん筆で思い出を残しましょう

皆さんは赤ちゃん筆という言葉をご存知でしょうか。この赤ちゃん筆とは毛の部分を赤ちゃんが生まれてから初めて切った髪の毛を使って作る筆のことを指しているのです。生まれてから初めての髪の毛のものを使用するということは、赤ちゃん筆を作る機会は一生に一度しか出てきません。初めての子どもが生まれた記念に、なかには病気などを抱えており、我が子の産まれた証を残したい、など家庭それぞれの思いで作製を依頼されるところもあるようです。髪の毛を使って本当に筆ができるのかと疑問に思われる方もいるようですが、日本は古くから文字や絵を描く際に筆を使用してきましたので、当然筆を作る技術も昔から長けていました。最近では化粧をする際に化粧筆という道具を使用することもあり、現代でも筆との付き合いは切っても切れない関係にあるようです。肝心の赤ちゃん筆の作り方ですが、ただ赤ちゃんの髪の毛を束ねて重ねてくっつけるというものではなく、毛先を揃えるために毛を煮てやわらかくさせる、くしを使って髪どおしの絡まりをなくしたり、ほこりやゴミを取り除いたりと細かな気配りと手間をかけて作られているようです。また依頼する業者や会社にもよりますが、お子さんがくせ毛の場合でも、その特徴を残したまま、赤ちゃん筆を作製することが可能なのだそうです。毛先が真っすぐ伸びた筆とは違い、ユーモアさが感じられるので、記念という意味では強く印象が残ることでしょう。

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